“おかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
悪寒77.0%
悪感18.4%
寒感1.1%
御棺1.1%
御燗1.1%
阿母1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だがそうした気分の底に、どこか或る一つの点で、いつもとちがった不思議の予感が、悪寒おかんのようにぞくぞくと感じられた。
ウォーソン夫人の黒猫 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
雪之丞は、からだ中に、沸かし立てた、汚物をでも、べとべととなすりつけられるような、いいがたい悪寒おかんに、息もつけない。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
私は全身に伝わる悪感おかんを奥歯で噛み締めながら、なおもワイワイと痙攣する両手の指で、青い風呂敷包みを引き拡げた。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
昨夕は悪感おかん発熱して、ひとしきり寝苦しかった。修治さんもおこたにのぼせて発汗。おねまきを更え、湯たんぽをとり替える。
剣戟けんげきのひびきは、一種耳底をつらぬいて背骨を走る鋭烈な寒感おかんを帯びている。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
たとへば河内かはちにある聖徳太子しようとくたいし御墓おはかには、太子たいし母后ぼこうと、太子たいしきさき三人さんにん御棺おかんれてあるとのことです。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
「先生、うです、御燗おかんは。もう少しさせませうか」と門野かどの突然とつぜん入りぐちからかほした。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
あんたの阿母おかんの來やはつた時は、えらいこツちやツた。七でなア。……今でも納戸なんどにおまツしやろ、あの箪笥や長持は皆阿母おかんが持つて來やはつたんや。あの長押なげしに掛けたある薙刀なぎなたも。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)