“長押”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なげし98.6%
なげ0.7%
なばし0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「父は掃除がやかましくて、障子のさんや、長押なげしの上を一々指で撫でて見る人でした。現に昨日もその欄間をよく掃除さうぢさせたばかりで」
所がその内にどう云ふ拍子ひやうしか、彼のついた金羽根きんばねが、長押なげしのみぞに落ちこんでしまつた。彼は早速さつそく勝手から、大きな踏み台を運んで来た。
点心 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
それに、外から曲者が入ったとすれば、二階の長押なばしからわざわざ槍の折れなんか取出したわけが分らなくなる