“棧”のいろいろな読み方と例文
新字:桟
読み方割合
さん94.9%
かけはし3.4%
さる1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「父は掃除がやかましくて、障子の棧(さん)や、長押(なげし)の上を一々指で撫でて見る人でした。現に昨日もその欄間をよく掃除(さうぢ)させたばかりで」
棧(かけはし)の亭(ちん)で、遙(はるか)にポン/\とお掌(て)が鳴(な)る。へーい、と母家(おもや)から女中(ぢよちう)が行(ゆ)くと、……誰(たれ)も居(ゐ)ない。池(いけ)の梅(うめ)の小座敷(こざしき)で、トーンと灰吹(はひふき)を敲(たゝ)く音(おと)がする、娘(むすめ)が行(ゆ)くと、……影(かげ)も見(み)えない。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
「窓の戸が少し開いて居りました。格子が無いので、不用心だからと、棧(さる)をおろした上に、心張(しんばり)まであるのですが、それが、見えなくなつて居ります」