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『点心』
ふりがな文庫
『
点心
(
てんしん
)
』
御降り 今日は御降りである。尤も歳事記を検べて見たら、二日は御降りと云はぬかも知れぬ。が蓬莱を飾つた二階にゐれば、やはり心もちは御降りである。下では赤ん坊が泣き続けてゐる。舌に腫物が出来たと云ふが、鵞口瘡にでもならねば好い。ぢつと炬燵に当り …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約16分(500文字/分)
朗読目安時間
約26分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
仰
(
そもそも
)
若干
(
じやくかん
)
関
(
かかは
)
悉
(
ことごとく
)
後
(
ご
)
却
(
しりぞ
)
外
(
はづ
)
黄金
(
わうごん
)
止
(
とど
)
頬
(
ほほ
)
享保
(
きやうはう
)
間
(
あひだ
)
転
(
うた
)
反
(
かへ
)
背
(
せい
)
薄倖
(
はくかう
)
燈籠
(
とうろ
)
潦
(
にはたづみ
)
盛
(
も
)
今日
(
けふ
)
未
(
いまだ
)
遊蕩
(
いうたう
)
描
(
ゑが
)
価
(
あたひ
)
偶
(
たまたま
)
所
(
どころ
)
悪口
(
あくこう
)
訊
(
ただ
)
行年
(
ぎやうねん
)
自
(
みづか
)
嫉妬
(
しつと
)
姨
(
をば
)
滅多
(
めつた
)
湯婆
(
たんぽ
)
渦福
(
うづふく
)
河岸
(
がし
)
猶
(
なほ
)
病牀
(
びやうしやう
)
矛盾
(
むじゆん
)
梢
(
こずゑ
)
矢張
(
やはり
)
条
(
くだり
)
本郷
(
ほんがう
)
書肆
(
しよし
)
暁
(
あけ
)
早速
(
さつそく
)
捨子
(
すてこ
)
拍子
(
ひやうし
)
手際
(
てぎは
)
礎
(
いしずゑ
)
所謂
(
いはゆる
)
所以
(
ゆゑん
)
等
(
とう
)
思
(
おぼ
)
紙幣
(
しへい
)
御忌
(
ぎよき
)
後
(
のち
)
当
(
あ
)
羨望
(
せんばう
)
背負
(
せお
)
局女
(
つぼねをんな
)
尤
(
もつと
)
存外
(
ぞんぐわい
)
荒蕪
(
くわうぶ
)
娑婆
(
しやば
)
姉
(
あね
)
如何
(
いかん
)
著
(
いちじる
)
葺
(
ぶき
)
通
(
かよ
)
遙
(
はるか
)
何
(
なん
)
側
(
わき
)
長押
(
なげ
)
試
(
こころみ
)
免
(
ゆる
)
仮託
(
かたく
)
頁
(
ペエジ
)
具合
(
ぐあひ
)
言水
(
げんすゐ
)
到底
(
たうてい
)
刻
(
きざ
)
剛情
(
がうじやう
)
両側
(
りやうがは
)
召波
(
せうは
)
行方
(
ゆくへ
)
鶉居
(
じゆんきよ
)
下
(
くだ
)
大勢
(
おほぜい
)
大家
(
たいか
)
上梓
(
じやうし
)
大様
(
おほやう
)
上海
(
シヤンハイ
)
好
(
よ
)
爪立
(
つまだ
)
一
(
ひと
)
石塊
(
いしころ
)
逞
(
たくま
)
牧色
(
ムジイク
)
燗
(
かん
)