“潦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にわたずみ40.0%
みづたまり30.0%
にはたづみ20.0%
みずたまり10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
池は小さくて、武蔵野の埴生はにゅうの小屋が今あらば、そのにわたずみばかりだけれども、深翠ふかみどり萌黄もえぎかさねた、水の古さに藻が暗く、取廻わした石垣も、草は枯れつつこけなめらか
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
此處は恰度曠野の中央まんなかで、曠野の三方から來る三條の路が、此處に落合つてゐる。落合つた所が、稍廣く草の生えぬ赤土を露はしてゐて、中央に一つみづたまりがある。
散文詩 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
が、まだあそこを通りもしなければならない氣もするし、そこの泥濘やにはたづみの上に沁みた私のみすぼらしい黒ずんだ影が、はすかひに屋守のやうに落ちこんでゐるやうな氣がするのである。
星より来れる者 (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)
それは日が地上を去って行ったあと、路の上のみずたまりを白く光らせながら空から下りて来る反射光線である。
冬の蠅 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)