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『冬の蠅』
ふりがな文庫
『
冬の蠅
(
ふゆのはえ
)
』
冬の蠅とは何か? よぼよぼと歩いている蠅。指を近づけても逃げない蠅。そして飛べないのかと思っているとやはり飛ぶ蠅。彼らはいったいどこで夏頃の不逞さや憎々しいほどのすばしこさを失って来るのだろう。色は不鮮明に黝んで、翅体は萎縮している。汚い臓 …
著者
梶井基次郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「創作月刊」1928(昭和3)年5月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約21分(500文字/分)
朗読目安時間
約34分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
恰
(
たの
)
柔
(
なご
)
燈
(
あか
)
緩
(
ゆ
)
凝
(
じ
)
媚
(
なま
)
定
(
じょう
)
斑
(
まだ
)
殃
(
わざわ
)
潦
(
みずたまり
)
虐
(
さいな
)
閉
(
とざ
)
隧道
(
すいどう
)
夙
(
と
)
模
(
ま
)
纒
(
まつ
)
蹲
(
うずく
)
二
(
ふ
)
倦怠
(
アンニュイ
)
劈
(
さ
)
和
(
やわ
)
堰
(
せ
)
変改
(
へんかい
)
媚
(
こび
)
射
(
い
)
愕
(
おど
)
摺
(
ず
)
日表
(
ひなた
)
晩
(
おそ
)
暗
(
やみ
)
樫鳥
(
かけす
)
睡
(
ね
)
秀
(
ほ
)
空
(
から
)
翳
(
かげ
)
裘
(
けごろも
)
跨
(
またが
)
除
(
よ
)
騰
(
のぼ
)
黝
(
くろず
)
䦧
(
せめ
)
不逞
(
ふてい
)
仰向
(
あおむ
)
偏頗
(
へんぱ
)
偽瞞
(
ぎまん
)
傷
(
いた
)
億劫
(
おっくう
)
内湾
(
うちうみ
)
冴
(
さ
)
匍
(
は
)
叩
(
たた
)
唾
(
つば
)
噸
(
トン
)
埃
(
ほこり
)
埠頭
(
ふとう
)
壜
(
びん
)
夕餉
(
ゆうげ
)
婬
(
いん
)
嬉戯
(
きぎ
)
安堵
(
あんど
)
幌
(
ほろ
)
年古
(
としふ
)
廓寥
(
かくりょう
)
微
(
かす
)
怡
(
たの
)
悶
(
もだ
)
愚昧
(
ぐまい
)
慄
(
ふる
)
慌
(
あわ
)
憐
(
あわ
)
掟
(
おきて
)
措
(
お
)
掻
(
か
)
提灯
(
ちょうちん
)
摩
(
す
)
旺
(
さか
)
晒
(
さら
)
曖昧
(
あいまい
)
曠漠
(
こうばく
)
梁
(
はり
)
棲
(
す
)
椎
(
しい
)
楢
(
なら
)
樫
(
かし
)
橇道
(
そりみち
)
欅
(
けやき
)
気疎
(
けうと
)
沁
(
し
)
溌剌
(
はつらつ
)
溪
(
たに
)
溪間
(
たにま
)
溷濁
(
こんだく
)
潤
(
うる
)
潰
(
つぶ
)
瀝青
(
チャン
)
犇
(
ひし
)
猛
(
たけ
)
痩
(
や
)
癪
(
しゃく
)
眩暈
(
めまい
)