“裘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわごろも31.8%
けごろも31.8%
かはごろも18.2%
きう9.1%
かはころも4.5%
キウ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんなわけで、狸は支那の代表的料理の主役を勤め、第一その肉は人の肺気を強くし、脾胃を補い、皮はかわごろもを製し、骨は邪気を除くと本草に見えている。
たぬき汁 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
おお、私の太陽。私はだらしのない愛情のように太陽がしゃくに触った。けごろものようなものは、反対に、緊迫衣ストレート・ジャケットのように私を圧迫した。
冬の蠅 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
いはく、しん石崇せきそうずや、かれ庶子しよしにして狐腋雉頭こえきちとうかはごろもあり。いはんわれ太魏たいぎ王家わうかと。また迎風館げいふうくわんおこす。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
父母に七一孝廉かうれんの聞えあり、貴きをたふとみ、いやしきをたすくるこころありながら、七二三冬のさむきにも七三きう起臥おきふし、七四ぶくのあつきにも七五かつすすぐいとまなく
うらむらくは、かゝる時の長からぬことよ。かゝる日には年ゆたかなるきざしとて、羊のかはころもきたる農夫ども、手をちて「トリイトン」のめぐりを踊りまはりき。
軍井グンゼイイマダ達セズ、将カツハズ。軍幕未ダベンゼズ、将ムヲ曰ハズ、軍サウ未ダカシガズ、将飢ヱヲ曰ハズ、冬、キウヲ暖ニセズ、夏、センラズ、雨ニガイヲ張ラズ。是ヲ、将ノ礼トイフ。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)