“箕裘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ききう50.0%
ききゅう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徴が箕裘ききうを継ぐに当つて、孫は出でて多峰たみね氏を冒した。時に年二十二で、脚疽は既に癒えてゐた。是は熱海の澡浴が奇功を奏したのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
箕裘ききゅうノ業誰カソノ盛ナルヲ知ラザランヤ。謹ンデ命ヲ受ケ盥嗽跪拝かんそうきはいシテ霊前ニささグ。僕ヤ惰夫ニシテ徳行ヲ修メ立テヽ以テ令聞ヲ祖考ニ加フルコトあたハズ。筋シ肉緩ミ飽煖ほうだんヲノミコレ求ム。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)