“箕面”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みのお85.7%
みのも14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
渡辺祥益といって天満てんまに住んでいた四条派末期の先生の作で、その画風は本格的で温柔そのものであった。図は箕面みのおの滝の夏景である。
それから須磨すまに出養生をし、最後に、海岸はかえってよくないと云うことで、箕面みのおに小さな家を借りて移ったのであった。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
あたしどもの家からは、箕面みのもや寳塚は直ぐなんですの。御案内いたしますわ。寳塚の少女歌劇、御覽になつたことが御座いまして?
見学 (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
藤原氏は小手をかざして西の宮の方を見た。箕面みのもの方を見た。京都の方を見た。築港の方を見た。見は見たが、どこにも心配な雲は影さへ見せなかつた。