“箕作阮甫”の読み方と例文
読み方割合
みつくりげんぽ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
拙堂は八月十日(一説ニ十五日)水戸藩の会沢正志あいざわせいし、若松藩の黒河内十太夫、津山藩の箕作阮甫みつくりげんぽ、高崎藩の市川達斎らと共に将軍家定に謁見した。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
箕作阮甫みつくりげんぽ先生の養嗣子省吾氏は、弱冠の頃、すでに蘭語学に精通しておったが、就中なかんずく地理学を好んで、諸国を歴遊し、山河を跋渉ばっしょうして楽しみとしておった。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
下曽根金三郎しもそねきんざぶろう江川太郎左衛門えがわたろうざえもんには西洋の砲術を訓練させる。箕作阮甫みつくりげんぽ杉田玄端すぎたげんたんには蕃書取調所ばんしょとりしらべしょの教育を任せる。そういうたぐいのことはほとんど数えきれない。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)