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濯
ふりがな文庫
“濯”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
すす
47.9%
そそ
12.5%
すゝ
10.4%
あら
8.3%
そゝ
8.3%
あろ
4.2%
ゆす
4.2%
すゝぎ
2.1%
スヽ
2.1%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すす
(逆引き)
こうして正太と二人ぎりで居ることは、病院に来ては得難い
機会
(
おり
)
であった。豊世は
濯
(
すす
)
ぎ
物
(
もの
)
か何かに出て居なかった。幸作も見えなかった。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
濯(すす)の例文をもっと
(23作品)
見る
そそ
(逆引き)
酒を飲んで石に及ぶと
雖
(
いえど
)
も、水をもって
沙
(
すな
)
を
濯
(
そそ
)
ぐが如き者であったというのであるから、浴びるほど飲んでいたのであろう。
酒渇記
(新字新仮名)
/
佐藤垢石
(著)
濯(そそ)の例文をもっと
(6作品)
見る
すゝ
(逆引き)
私は、私自身がブロクルハーストの前に
狡猾
(
かうくわつ
)
な
邪惡
(
じああく
)
な子とされてしまつてゐるのがわかつた。そして、この
汚名
(
をめい
)
を
濯
(
すゝ
)
ぐ爲めに、私は一體何をすることが出來るのか?
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
濯(すゝ)の例文をもっと
(5作品)
見る
▼ すべて表示
あら
(逆引き)
『滄浪の水清まばもって吾が
纓
(
えい
)
を
濯
(
あら
)
うべく、滄浪の水濁らばもって吾が足を
濯
(
あら
)
うべし』……融通
無碍
(
むげ
)
になりさえすれば、物事かえって面白うござる
十二神貝十郎手柄話
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
濯(あら)の例文をもっと
(4作品)
見る
そゝ
(逆引き)
もとは檀家の一人成しが早くに良人を失なひて寄る邊なき身の暫時こゝにお針やとひ同樣、口さへ濡らさせて下さらばとて洗ひ
濯
(
そゝ
)
ぎよりはじめてお菜ごしらへは素よりの事
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
濯(そゝ)の例文をもっと
(4作品)
見る
あろ
(逆引き)
間
(
たまた
)
ま
荷葉
(
かよう
)
披麻
(
ひま
)
を
作
(
な
)
すものあり、波浪を
濯
(
あろ
)
うて
以
(
もっ
)
て
出
(
い
)
ず、交替去来、応接に
暇
(
いとま
)
あらず、けだし
譎詭
(
けっき
)
変幻中
(
へんげんちゅう
)
清秀
(
せいしゅう
)
深穏
(
しんおん
)
の
態
(
たい
)
を
帯
(
お
)
ぶ。
木曾川
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
濯(あろ)の例文をもっと
(2作品)
見る
ゆす
(逆引き)
「冷吉。——冷吉。もう出て口をお
濯
(
ゆす
)
ぎなさい。何時だと思ふの?——どうかしたのかいお前。なぜ返事もしないで默つてゐるの?」
赤い鳥
(旧字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
濯(ゆす)の例文をもっと
(2作品)
見る
すゝぎ
(逆引き)
ばお
濯
(
すゝぎ
)
なさるがよいと言れて
喜
(
よろこ
)
び
會釋
(
ゑしやく
)
して
破
(
やれ
)
し垣根の
切戸
(
きりど
)
を
明
(
あ
)
け廣くも非ぬ庭へ進むに老人
背後
(
うしろ
)
を
見返
(
みかへ
)
りておみつ水を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
濯(すゝぎ)の例文をもっと
(1作品)
見る
スヽ
(逆引き)
出雲国造神賀詞の「
彼方
(
ヲチカタ
)
の古川岸、此方の古川岸に、生ひ立てる、
若水沼
(
ワカミヌマ
)
のいや若えにみ若えまし、
濯
(
スヽ
)
ぎ振るをどみの水の、いやをちにみをちまし……」
若水の話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
濯(スヽ)の例文をもっと
(1作品)
見る
濯
常用漢字
中学
部首:⽔
17画
“濯”を含む語句
洗濯物
洗濯婆
洗濯
洗濯屋
洗濯女
洗濯婦
洗濯台
洗濯板
洗濯桶
洗濯盥
鮮斎永濯
洗濯石鹸
洗濯等
洗濯洗張物
洗濯舟
淨濯明粧
濯衣
一洗濯
洗濯店
洗濯婆々
...
“濯”のふりがなが多い著者
中勘助
樋口一葉
幸田露伴
島崎藤村
作者不詳
徳田秋声
吉川英治
鈴木三重吉
佐藤春夫
三遊亭円朝