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濯
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あら
ふりがな文庫
“
濯
(
あら
)” の例文
『滄浪の水清まばもって吾が
纓
(
えい
)
を
濯
(
あら
)
うべく、滄浪の水濁らばもって吾が足を
濯
(
あら
)
うべし』……融通
無碍
(
むげ
)
になりさえすれば、物事かえって面白うござる
十二神貝十郎手柄話
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
筑摩川春ゆく水はすみにけり消て
幾日
(
いくか
)
の峯の白雪とは
順徳院
(
じゆんとくゐん
)
の
御製
(
ぎよせい
)
とか
大
(
おほい
)
なる石の上にて女
衣
(
きぬ
)
を
濯
(
あら
)
ふ波に捲き
取
(
とら
)
れずやと
氣遣
(
きづかは
)
る向の岸の
方
(
かた
)
に此川へ流れ入る流に
水車
(
みづぐるま
)
を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
ははあ、そこらが
埋
(
うもれ
)
井戸か……
薄
(
すすき
)
がざわざわと波を打つ。またその風の冷たさが、
颯
(
さっ
)
と魂を
濯
(
あら
)
うような
爽快
(
さわや
)
いだものではなく、気のせいか、ぞくぞくと身に染みます。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
喜べば則ち花開き鳥下る処、悲めば則ち木落ち風行く処、平和なれば則ち水草
蕾
(
つぼみ
)
黄にして佳人足を
濯
(
あら
)
ふ処、不平なれば則ち
乞児
(
きつじ
)
巌頭に
踞
(
きょ
)
して遥に金紋先箱大鳥毛の行列を
瞰
(
にら
)
む処。
病牀譫語
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
彈
(
ひ
)
くは何者ぞと問へば此家の娘なりといふ
容貌
(
さまかたち
)
も温泉に
濯
(
あら
)
ひて清げならん年は
幾許
(
いくつ
)
ぞ。
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
濯
常用漢字
中学
部首:⽔
17画
“濯”を含む語句
洗濯物
洗濯婆
洗濯
洗濯屋
洗濯女
洗濯婦
洗濯台
洗濯板
洗濯桶
洗濯盥
鮮斎永濯
洗濯石鹸
洗濯等
洗濯洗張物
洗濯舟
淨濯明粧
濯衣
一洗濯
洗濯店
洗濯婆々
...