“偽瞞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎまん96.2%
だま3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼が佐貝へ来て三十日ほどたつ、すでにこの市の不正と偽瞞ぎまんと悪徳の所在を調べ、飢と寒さと物資欠乏に泣く市民の実情を知った。
盗まれた二品ふたしなというのも、ひょっとしたら彼女の偽瞞ぎまんであるかも知れない。小さな二品を人知れず処分するのはさして面倒なことではない。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「あほらしい。シカゴは既に日本軍の手に落ちて、自治委員会が出来ているというじゃないか。お前さんは、わしを偽瞞だましに来なすったか」