“愚昧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぐまい92.4%
おろか6.1%
ぼんくら1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鶴輔からなった今の鶴枝も、しかし、けっして愚昧ぐまいでもない。第一、楽に時代と一緒に歩いているところに、先代同様の怜悧れいりを感じる。
随筆 寄席風俗 (新字新仮名) / 正岡容(著)
こうなれば最早もはや、致し方もない。僅か一年の間に大金を作ろうなぞと約束したのがこっちの愚昧おろかであった。浮世の風に吹きさらされてみればわかる。
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「だが、土地の奴らも愚昧ぼんくらですよ」と、庄太は笑った。
半七捕物帳:54 唐人飴 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)