“愚者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おろかもの78.9%
ぐしゃ15.8%
ぐしや5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は私が弾丸たまをこめた銃を持ってる事を知っているので、その迷路の中で私をあやめるほど愚者おろかものではなかったと彼はあっさりと私に話しました。
以前の負けずぎらいな精悍せいかん面魂つらだましいはどこかにかげをひそめ、なんの表情も無い、木偶でくのごとく愚者ぐしゃのごとき容貌ようぼうに変っている。
名人伝 (新字新仮名) / 中島敦(著)
那樣事そんなことい、たとへば御覽ごらんなさい、貴方あなた中風ちゆうぶにでもかゝつたとか、あるひかり愚者ぐしや自分じぶん位置ゐち利用りようして貴方あなた公然こうぜんはづかしめていて、れがのちなんむくいしにんでしまつたのをつたならば
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)