“面魂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つらだましい86.7%
つらだましひ11.1%
つらたましひ2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新の相貌そうぼうはかくのごとく威儀あるものにあらざるなり。渠は千の新を合わせて、なおかつまさること千の新なるべき異常の面魂つらだましいなりき。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それがどうして、七歳なゝつ八歳やつつの幼いものゝ口から出る言葉かと、母は呆れてしまつて、文吾の幼顏をさながほに浮ぶ不敵の面魂つらだましひを見詰めてゐた。
石川五右衛門の生立 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
赤手にして一千万円を越ゆる暴富を、二三年の裡に、攫取した面魂つらたましひが躍如として、その顔に動いた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)