“面持”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おももち81.0%
おもも14.0%
おもゝち5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中尉はハッとした面持おももちで、露子の顔を見た。露子もハッとしたが、武人の妻だ取乱しもせず奥にかけこんで、軍服の用意にかかった。
空襲警報 (新字新仮名) / 海野十三(著)
が、その間も勿論もちろんあの小娘が、あたかも卑俗な現実を人間にしたような面持おももちで、私の前に坐っている事を絶えず意識せずにはいられなかった。
蜜柑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
『さうです。きみられた學校がくかうです。三田みたですか、早稻田わせだですか。』と高等商業かうとうしやうげふ紳士しんし此二者このにしやいでじといふ面持おもゝちふた。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)