“おもも”の漢字の書き方と例文
語句割合
面持100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一行は途方とほうにくれた面持おももちをしていると、親切な老院長が、一晩泊っておいでなさいとすすめてくれた。そして、粗末そまつながらも、夜食をふるまってくれたのである。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
つまは三つになる次男じなんを、さもかわいらしそうにむねきよせ子どものもじゃもじゃしたかみに、白くふっくらした髪をひつけてなんのもない面持おももちに眠っている。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
そのままお下渡さげわたしになったのを、ただいま洗おうとしたら、まあどうでしょう、ちゃりんと小判が、と息せき切って語るのだが、主客ともに、けげんの面持おももちで、やっぱり
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)