“下渡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さげわた87.5%
さげわたし12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだ警察から下渡さげわたされず、仏壇の前の白布で覆われた台には急ごしらえの位牌いはいばかりが置かれ、それに物々しく香華こうげがたむけてあった。
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
郵便局の為替かわせ受け口には、黒繻子くろじゅすとメリンスの腹合はらあわせの帯をしめた女が為替の下渡さげわたしを待ちかねて、たたきを下駄でコトコトいわせている。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
給料の下渡さげわたしをぎょうぎょうしく催促して、4820