“途方”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とほう83.8%
とはう16.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人の青年紳士(しんし)が猟(りょう)に出て路(みち)を迷(まよ)い、「注文(ちゅうもん)の多い料理店(りょうりてん)」にはいり、その途方(とほう)もない経営者(けいえいしゃ)からかえって注文されていたはなし。
渠(かれ)は路頭(ろとう)の乞食(こつじき)の如(ごと)く、腰を屈(かが)め、頭を下げて、憐(あわれみ)を乞えり。されどもなお応ずる者はあらざりしなり。盲人(めしい)はいよいよ途方(とほう)に暮れて
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さうして初めて途方(とはう)にくれ、困惑した。初めて身邊をあちこちぐる/\と見まはして、周圍はたゞ測(はか)り知られぬ深い淵だと思つた。
すると河の泥に隠れてゐた、途方(とはう)もなく大きな蛭(ひる)が、その頃はまだ短かつた、お前の先祖の鼻の先へ、吸ひついてしまつたのに違ひない。
動物園 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)