“途断”のいろいろな読み方と例文
旧字:途斷
読み方割合
とぎ81.3%
とだ12.5%
とぎれ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
途断とぎれ途断れに云う言葉をつぎ合せてみると、女は男の美貌に迷わされて、夫や可愛いい子供を捨てて駈落したものらしいのです。
むかでの跫音 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
しばらく彼も我も無念しんになって竿先を見守ったが、魚のあたりはちょっと途断とだえた。
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
途断とぎれ々々に、町へ来る近村の男女に会つた。彼は然しそれに気がつかぬ。何時しか彼は吉野との友情を思出してゐた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)