“無念”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むねん85.0%
ぶねん5.0%
しん5.0%
ブネン5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うつくしきかほ似合にあはぬはこゝろ小學校通せうがくかうがよひに紫袱紗むらさきふくさつゐにせしころ年上としうへ生徒せいと喧嘩いさかひまけて無念むねんこぶしにぎときおなじやうになみだちて
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
組せし無念ぶねんか又は知ども當座たうざのみければよいとの不實心で知て居ながら横着わうちやく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
しばらく彼も我も無念しんになって竿先を見守ったが、魚のあたりはちょっと途断とだえた。
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
けれども、無念ブネンなことには、壱岐の「八島」の台本は、併しとう/\見ないでしまつた。
「八島」語りの研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)