トップ
>
面魂
>
つらだましひ
ふりがな文庫
“
面魂
(
つらだましひ
)” の例文
それがどうして、
七歳
(
なゝつ
)
や
八歳
(
やつつ
)
の幼いものゝ口から出る言葉かと、母は呆れてしまつて、文吾の
幼顏
(
をさながほ
)
に浮ぶ不敵の
面魂
(
つらだましひ
)
を見詰めてゐた。
石川五右衛門の生立
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
おゝ、
其
(
そ
)
の
面魂
(
つらだましひ
)
頼母
(
たのも
)
しい。
満更
(
まんざら
)
の
嘘
(
うそ
)
とは
思
(
おも
)
はん。
成程
(
なるほど
)
此方
(
こなた
)
が
造
(
つく
)
つた
像
(
ざう
)
は、
目
(
め
)
も
瞬
(
またゝ
)
かう、
歩行
(
ある
)
かう、
厭
(
いや
)
なものには
拗
(
す
)
ねもせう。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
水茶屋の茶汲女で年を喰つて、醉つ拂ひも武家も、御用聞も博奕打も、物の數とも思はぬ
面魂
(
つらだましひ
)
です。
銭形平次捕物控:282 密室
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
一個白面の貴公子であつた彼は、今や
赭
(
あかぐろ
)
い男性的な顔色と、隆々たる筋肉を持つてゐた。見るからに、颯爽たる風采と
面魂
(
つらだましひ
)
とを持つてゐた。その昔ながらに美しい眸は、自信と希望とに燃えてゐた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
「そんな事だらうな、あの
面魂
(
つらだましひ
)
ぢや」
銭形平次捕物控:079 十七の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
面
常用漢字
小3
部首:⾯
9画
魂
常用漢字
中学
部首:⿁
14画
“面”で始まる語句
面
面白
面影
面目
面持
面喰
面倒
面色
面長
面当