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赭
ふりがな文庫
“赭”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
あか
93.3%
あから
2.2%
か
1.3%
しゃ
1.3%
あかぐろ
0.9%
あかっ
0.4%
あこ
0.4%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あか
(逆引き)
少年は幽かに吃驚した色を表はしたが、うつろな眼を画布に向けて、返答をせずに、顔を
赭
(
あか
)
らめた。そして次第に俯向いてしまつた。
傲慢な眼
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
赭(あか)の例文をもっと
(50作品+)
見る
あから
(逆引き)
眼を空にして、
割烹衣
(
かっぽうい
)
の端で口を
拭
(
ぬぐ
)
っているときお千代は少し顔を
赭
(
あから
)
めた。お絹は姉の肩越しに、アンディーヴの鉢を覗き込んだが
食魔
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
赭(あから)の例文をもっと
(5作品)
見る
か
(逆引き)
そのしたの、風化した
花崗石
(
グラナイト
)
のまっ
赭
(
か
)
な絶壁。そこから、白雲と山陰に刻まれはるばるとひろがっているのが、悪魔の尿溜につづく大樹海なのである。
人外魔境:01 有尾人
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
赭(か)の例文をもっと
(3作品)
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▼ すべて表示
しゃ
(逆引き)
辿
(
たど
)
る姿は、松にかくれ、草にあらわれ、坂に
沈
(
しず
)
み、峰に浮んで、その峰つづきを
畝々
(
うねうね
)
と、漆のようなのと、
真蒼
(
まさお
)
なると、
赭
(
しゃ
)
のごときと、中にも雪を頂いた、雲いろいろの
遠山
(
とおやま
)
に添うて
縁結び
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
赭(しゃ)の例文をもっと
(3作品)
見る
あかぐろ
(逆引き)
と、今まで毅然として立つてゐた、直也の男性的な顔が、妙にひきつツたかと思ふと、彼の
赭
(
あかぐろ
)
い頬を、涙が、
滂沱
(
ばうだ
)
として流れ落ちた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
赭(あかぐろ)の例文をもっと
(2作品)
見る
あかっ
(逆引き)
その時に
螺旋巻
(
ねじまき
)
の時計の紐を胸に吊した、色の
赭
(
あかっ
)
ちゃけた洋服を着た薄い
口髯
(
くちひげ
)
のある教師は何というたろう。
蝋人形
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
赭(あかっ)の例文をもっと
(1作品)
見る
あこ
(逆引き)
「この犬は鼻が黒いでしょう。あの犬は鼻が
赭
(
あこ
)
うござんしたよ。」
奇怪な再会
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
赭(あこ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“赭”の解説
赭(そほ)は、暗い赤色のような色。茶色に近い。土の色名の一つ。
(出典:Wikipedia)
赭
漢検1級
部首:⾚
16画
“赭”を含む語句
赭色
赭顔
赭土
赭面
代赭
赭黒
代赭色
赭熊
赭顏
褪赭
赭丹
赭禿
赭地
赭々
赭茶
赭味
赭土色
岱赭
赭毛
赭松
...
“赭”のふりがなが多い著者
徳田秋声
直木三十五
北原白秋
吉川英治
柳田国男
山本周五郎
中島敦
海野十三
谷崎潤一郎
岡本かの子