“代赭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいしゃ90.0%
たいしや10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山々の中腹以下は黄色に代赭たいしゃをくま取った雲霧に隠れて見えない。すべてが岩絵の具でかいた絵のように明るく美しい色彩をしている。
三斜晶系 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
東京から来た石田の目には、ず柱が鉄丹べんがらか何かで、代赭たいしゃのような色に塗ってあるのが異様に感ぜられた。しかし不快だとも思わない。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
一月の後になつて、それは勞働者のすねのやうに代赭たいしや色のつやつやした皮で張られて來た、足は白い消しゴムのやうに軟く五本の指が動くのであつた。
三十三の死 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
然しここの生活だけは乳金、代赭たいしや群青ぐんじやうの外にエメロオド、ロオズマツダア等を納れ得るのである。あの布を干す二三人の群を目の粗いカンヷスに取つたらさぞ愉快の事だらう。
京阪聞見録 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)