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赭
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あかぐろ
ふりがな文庫
“
赭
(
あかぐろ
)” の例文
と、今まで毅然として立つてゐた、直也の男性的な顔が、妙にひきつツたかと思ふと、彼の
赭
(
あかぐろ
)
い頬を、涙が、
滂沱
(
ばうだ
)
として流れ落ちた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
と、今まで
毅然
(
きぜん
)
として立っていた、直也の男性的な顔が、妙にひきつッたかと思うと、彼の
赭
(
あかぐろ
)
い頬を、涙が、
滂沱
(
ぼうだ
)
として流れ落ちた。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
直也も、激して来る感情に堪へないやうに叫びながら、瑠璃子に掩ひかぶさるやうに、その
赭
(
あかぐろ
)
い顔を、瑠璃子の顔に触れるやうな近くへ持つて行つた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
一個白面の貴公子であつた彼は、今や
赭
(
あかぐろ
)
い男性的な顔色と、隆々たる筋肉を持つてゐた。見るからに、颯爽たる風采と
面魂
(
つらだましひ
)
とを持つてゐた。その昔ながらに美しい眸は、自信と希望とに燃えてゐた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
一個白面の貴公子であった彼は、今や
赭
(
あかぐろ
)
い男性的な顔色と、隆々たる筋肉を持っていた。見るからに、
颯爽
(
さっそう
)
たる
風采
(
ふうさい
)
と
面魂
(
つらだましい
)
とを持っていた。その昔ながらに美しい
眸
(
ひとみ
)
は、自信と希望とに燃えていた。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
“赭”の解説
赭(そほ)は、暗い赤色のような色。茶色に近い。土の色名の一つ。
(出典:Wikipedia)
赭
漢検1級
部首:⾚
16画
“赭”を含む語句
赭色
赭顔
赭土
赭面
代赭
赭黒
代赭色
赭熊
赭顏
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