“那樣事”の読み方と例文
読み方割合
そんなこと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まあ那樣事(そんなこと)は措(お)いて、其時(そのとき)船(ふね)の中(なか)で、些(ちつ)とも騷(さわ)がぬ、いやも頓(とん)と平氣(へいき)な人(ひと)が二人(ふたり)あつた。美(うつく)しい娘(むすめ)と可愛(かはい)らしい男(をとこ)の兒(こ)ぢや。※弟(きやうだい)と見(み)えてな、似(に)て居(ゐ)ました。
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
『可(い)けません、可(い)けません! 那樣事(そんなこと)を爲(さ)せても可(い)いとは誰(たれ)からも言付(いひつ)かりません。御存(ごぞん)じでせう。』
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
那樣事(そんなこと)は知(し)らぬな。私(わし)は目下(いま)の空模樣(そらもやう)さへお前(まへ)さんに聞(き)かれたので、やつと氣(き)が着(つ)いたくらゐぢやもの。
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)