“公然”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おもてむき25.7%
こうぜん22.9%
おおぴら17.1%
おおっぴら8.6%
おほぴら8.6%
おおびら5.7%
おおやけ2.9%
おつぴら2.9%
おほびら2.9%
けんたい2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
就中、将棋と腕相撲が公然の自慢で、実際、誰にも負けなかつた。博奕は近郷での大関株、土地よりも隣村に乾分が多かつたさうな。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
與力でも、盜賊方地方とは、實入りがいといふことを、公然祕密にしてゐるだけあつて、ひでもまた一際目立つて美々しかつた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
彼は、自分の結婚に対して非難攻撃が高くなればなるほど、反抗的に公然に華美に豪奢に、式を挙げようと決心していた。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
人いきれと酒の香と、汗の匂いと髪の毛の匂い、ジャラジャラと音を立てるのは、公然賭博をするらしい。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
彼は、自分の結婚に対して非難攻撃が高くなればなるほど、反抗的に公然に華美に豪奢に、式を挙げようと決心してゐた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
黒板が盛んに利用され、皆が公然に占っているのを、け者の豹一はつまらなく見ていたが、ふと誰もが一度は水原紀代子という名を書いているのに気がついたとたん、眼が異様に光った。
(新字新仮名) / 織田作之助(著)
あからさまによめ入らんぞしかるべき。泰西諸国にては。公然に再縁してはじざるときくものを。何をくるしみてか。松ならぬ木を松めかして。時ならぬ寄生木い出でけん折。
藪の鶯 (新字新仮名) / 三宅花圃(著)
それに監獄へ入つて道徳を覚えて来たと自慢さへする者のある世の中だ、かういふ事は公然に言つて貰ひ度い位のものだ。
「全くですわ。どうせ貴女にしれたからは、私も公然に子供をつれて、是からちよく/\伺ひますなんて、私も腹が立ちました。」
花が咲く (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
とうてい公然に申されんかしかことですばッてん、今迄は誰にも申したことがござりませんでしたけンが、かくなる上は何事も明瞭と申上げまッしょう。……今から八年前のことでございました。