“開放”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あけはな77.5%
あけっぱな10.0%
かいほう7.5%
あけ2.5%
かいはう2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時に彼の背後の、開放あけはなしにして来た廊下の暗闇で微かな、深い溜息が聞こえたように思ったので、彼はハッとばかり固くなった。
笑う唖女 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それだからこうやって、夜夜中よなか開放あけっぱなしの門も閉めておく、分ったかい。うちへ帰るならさっさと帰らっせえよ、わしにかけかまいはちっともねえ。
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
既に我が国はどこも皆開放かいほうしてしまったから、今後外国人がどこに行っても故障なく通過させるように
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
それからかれこれ二月ばかりつと、今度は生垣いけがきを三尺ばかり開放あけさしてくれろ、そうすれば一々御門へ迂廻まわらんでも済むからと頼みに来た。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
演藝會えんげいくわいやらがもよほされるが、しか彼等かれらをしてまつた開放かいはうすることは出來できないではいか。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)