“かいほう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カイホウ
語句割合
介抱78.9%
解放5.6%
開放3.3%
懐抱2.2%
海北2.2%
回抱1.1%
快方1.1%
懐袍1.1%
楷法1.1%
界方1.1%
(他:2)2.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
負傷ておいと見ゆるぞ、介抱かいほう致せ! ……武右衛門! 武右衛門! 傷は浅い! しっかり致せ! しっかり致せ!」
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
黄いろい幽霊は、次に、ピート一等兵を、介抱かいほうしてやった。ピートは、気がつくと、きょろきょろあたりを見まわしたが、
地底戦車の怪人 (新字新仮名) / 海野十三(著)
みづからの解放かいほうに正しいみちえらび、ける銃架じうかたることとゞめるであらう
人間にんげん恐怖きょうふから、解放かいほうするであろうし、そういう科学者かがくしゃ幾人いくにんれば、どれほど、世界せかいあかるくし
世の中のために (新字新仮名) / 小川未明(著)
しかし彼等かれらをしてまった開放かいほうすることは出来できないではいか。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
もし害する時分には重刑に処する。既に我が国はどこも皆開放かいほうしてしまったから
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
懐抱かいほうを洩らし、途上あるいは史を詠じ、あるいは文天祥正気の歌に和し、七月九日直ちに江戸町奉行所に送られたり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
「ちょっと病気で病院にはいってるということは聞きましたけれど、死ぬなどとは夢にも思わなかったですよ。先生など幸福ではあるし、得意でもあるし、これからますます自分の懐抱かいほうを実行していかれる身なんですから」こう言って、自分の田舎寺に隠れた心の動機を考えて、主僧は黯然あんぜんとした。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
武蔵が、師事したのではないかと臆測されている海北かいほう友松も、長谷川等伯も、要するに、この水墨画末期において、その病弊にちず、よく個性を示した当代の巨匠たちであった。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自然、その中に彼の好き不好ぶすきがあった。梁楷の豪健な筆触は、剣の眼から観ても巨人の力をうけるし、海北かいほう友松は根が武人であるだけに、晩年の節操も、画そのものも師とするに足ると思った。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
安達はむしろ不自然の回抱かいほうを脱して自然のふところに走ったのである。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
院長たちの手あつい治療によって、谷博士はだんだん快方かいほうに向かった。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
もこの経を拝見せしに、その書体楷法かいほう正しく、行法ぎょうほうまた精妙にして——
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
柳はその前を退こうとした。王者は黄金十斤と、水晶の界方かいほうをくれた。界方とは直線を引くに用いる定規で、それで文鎮ぶんちんをかねるものであった。王者はいった。
織成 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
その後にもここに都するの議がおこって、宋の太祖の開宝かいほう末年に一度行幸の事があったが、何分にも古御所ふるごしょに怪異が多く、又その上に霖雨ながあめに逢い、ひでりいのってむなしく帰った。
武蔵国よりの和銅献上に依つて、和銅と改元せられると共に、鋳銭司ちうせんしを置いて、初めて銅銭を鋳せしめられたのが、和同開珎かいほうである。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)