“回抱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいほう50.0%
くわいはう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
安達はむしろ不自然の回抱かいほうを脱して自然のふところに走ったのである。古賀がこの話を児島にしたら、児島は一しょに涙を翻したかも知れない。いかにも親孝行はこの上もない善い事である。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
己は即日世間へ出て、その千態万状の間に己の楽を求めようと発意ほついした。先づ己の第一の最愛の友たるお前を回抱くわいはうして別を告げた。次にバルビさんに暇乞をした。それから銀行へ往つた。
復讐 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)