“回々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
フイフイ46.2%
ふいふい23.1%
フイ/\15.4%
フィフィ7.7%
マホメット7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金に光る回々フイフイ教寺院の月章。砂ぶかい大通り。駱駝らくだのむれ。三角の毛皮帽をかぶったキルギス族遊牧の民。カザクスタン共和国の、クリイム。
踊る地平線:01 踊る地平線 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
この土人の組合は職業的にも組織されているが、また宗教的にも組織されて、ことに回々ふいふい教徒はもっとも強固に団結している。
日本脱出記 (新字新仮名) / 大杉栄(著)
自分の樫の棒にうらみを持つ、不逞の奴等や、回々フイ/\教徒を取りひしいで呉れるものと、一人ぎめにきめこんでいた。
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
回々フィフィ教徒きょうとの法律家に四派がある。ハネフィヤ派、マリク派、シャフェイ派、ハンバル派といって、各々その学祖の名を派名に戴いている。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
彼に取っては迷惑千万な宗教問題を得たり賢しと自分に引取って面白くもない自己吹聴を並べたてる回々マホメット教徒の女の誇張した恍惚感の説明や排他的な語気は
ガルスワーシーの家 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)