“フイ/\”の漢字の書き方と例文
語句割合
回々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分の樫の棒にうらみを持つ、不逞の奴等や、回々フイ/\教徒を取りひしいで呉れるものと、一人ぎめにきめこんでいた。
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
欧羅巴ヨーロッパの場末の軽業師の仲間に投じて、女優の小使いや男衆になってもいゝ。サルタンの国の、回々フイ/\教徒の乞食に化けて、メッカ、メジナの霊場へ巡礼するのもいゝ。
小僧の夢 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
回々フイ/\教徒、人悪るい。よろしくない。冬、日が短い。暗くなる早い。電気つかない。工場暗い。われ/\顔見えない。男と女、いつもちちくる。始める。」
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)