『復讐（ふくしゅう）』

バルタザル・アルドラミンは生きてゐた間、己が大ぶ精しく知つてゐたから、己が今あの男に成り代つて身上話をして、諸君に聞かせることが出来る。もうあれが口は開く時は無い。笑ふためにも歌ふためにも、ジエンツアノの葡萄酒を飲むためにも、ピエンツアの無 …

著者	アンリ・ド・レニエ
翻訳者	森林太郎
翻訳者	森鴎外
ジャンル	文学 > フランス文学 > 小説 物語
原題	BALTHASAR ALDRAMIN. KURZE LEBENSGESCHICHTE AUS DEM ALTEN VENEDIG.
初出	「三田文学　四ノ一―四」1913（大正2）年1～4月
文字種別	新字旧仮名
読書目安時間	約45分（500文字/分）
朗読目安時間	約1時間15分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

所以（ゆゐん） 微笑（ほほゑみ） 妬（ねたまし） 与（あづか） 些（ちと） 囲（かこみ） 此間（このま） 縦（ほしい） 鐫（ちりば） 哀（あはれ） 怪訝（くわいが） 曠（むなし） 滴（した） 熟（よ） 羽搏（はゞたき） 翻（ひるがへ） 言（げん） 隧道（すゐだう） 匕首（ひしゆ） 可哀（かはい） 吝（やぶさか） 妄想（まうざう） 尤（もつとも） 巷（こうぢ） 当然（あたりまへ） 徐（しづ） 栄耀（ええう） 極（ごく） 石階（せきかい） 穹窿（きうりう） 約（つゞ） 紅（くれなゐ） 逆（のぼ） 須（ま） 黄金（わうごん） 凸凹（とつあふ） 剽盗（おひはぎ） 女神（ぢよしん） 嬌態（けうたい） 岩窟（いはむろ） 復（ま） 微笑（ほゝゑ） 旨味（しみ） 暴（あ） 燈（ともしび） 痴戯（ちき） 石級（せききふ） 精（くは） 聊（いささか） 諦念（あきらめ） 距（さ） 銜（くは） 饒舌（しやべ） 齢（よはひ） 上衣（うはぎ） 健（すこ） 僵（たふ） 刓（ち） 刺（とげ） 刺客（せきかく） 印（いん） 厭（いと） 口吻（こうふん） 咳嗄（しはが） 啻（たゞ） 回抱（くわいはう） 奢（おごり） 屈（かゞ） 属饜（しよくえん） 己（おれ） 度（たび） 延（ひ） 愆（あやま） 振（ふる） 挾（さしはさ） 撲（う） 流行（はやり） 漬（つか） 為合（しあは） 為様（しやう） 留（と） 畢竟（ひつきやう） 略（ほゞ） 稍（やゝ） 笑談（ぜうだん） 粧（よそほ） 絿（ちゞ） 罷（や） 艶姿（えんし） 花紋（くわもん） 葛藤（かつとう） 虞（おそれ） 誘（いざな） 貽（おく） 賜（たまもの） 逈（はる） 銜（ふく） 防遏（ばうあつ） 隙（ひま） 食機（しよくき）

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