“石級”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せききゅう50.0%
いしだん25.0%
せききふ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これらの石級せききゅう磴道とうどうはどうかすると私には長崎の町を想い起すよすがともなり得るので、日和下駄の歩みもあやうくコツコツと角の磨滅した石段を踏むごとに
白馬一匹つなぎあり、たちまち馬子まご来たり、いて石級いしだんくだり渡し船に乗らんとす。馬おそれて乗らず。二三の人、船と岸とにあって黙してこれを見る。
小春 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
そこにはアルドラミン家の館の淡紅色の大理石の花形がある。そして、ロレンツオよ、君の住んでゐる館の赤み掛かつた壁と水につかつた三段の石級せききふとがある。
復讐 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)