“食機”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょくき50.0%
しよくき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前月の中頃から、四十日しじゅうにち程の間雨が降ったのを記憶しない。純一は散歩もし飽きて、自然に内にいて本を読んでいる日が多くなる。二三日続くと、頭が重く、気分が悪くなって、食機しょくきが振わなくなる。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
己に盛んに飲食させながら、主人は杯にも皿にも手を着けずにゐる。併し此場合に己の食機しよくきふるつたのは、矢張模範として好い事かと思ふ。
復讐 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)