“食禄”の読み方と例文
読み方割合
しょくろく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そのほうのことは、かねて惣兵衛より聴いておる、唯今の試合ぶりもあっぱれだった、食禄しょくろく五百石で師範に召出したいと思うがどうか」
薯粥 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
孝「元は小出様の御家来にて、お馬廻うまゝわりの役を勤め、食禄しょくろく百五十石を頂戴致して居りました黒川孝藏と申しました」
幸いにして、なかるべき筈の一命をたもち、父祖ふそ食禄しょくろくをうけてきた幕府へも、いささか報恩の労をつくし得たことは、法月家の不肖児ふしょうじ弦之丞としてできすぎた僥倖ぎょうこう
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)