“しよくき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シヨクキ
語句割合
食器33.3%
食噐33.3%
食機33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
拾得じつとく食器しよくきあらひますときのこつてゐるめしさいたけつゝれてつてきますと、寒山かんざんはそれをもらひにまゐるのでございます。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
賓頭盧尊者びんづるそんじやざうがどれだけたつといものかぞんぜずにいたしたことゝえます。唯今たゞいまではくりや僧共そうども食器しよくきあらはせてをります。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
食噐しよくき等に我国の上古と吻合ふんがふする所のすくなくないのを観て僕の考古学的嗜好はしきりに刺戟せられた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
己に盛んに飲食させながら、主人は杯にも皿にも手を着けずにゐる。併し此場合に己の食機しよくきふるつたのは、矢張模範として好い事かと思ふ。
復讐 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)