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曠
ふりがな文庫
“曠”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
は
33.3%
はれ
27.8%
ひろ
11.1%
むな
9.3%
むなし
7.4%
こう
5.6%
むなしゅ
3.7%
ぬか
1.9%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
は
(逆引き)
必定、万人環視の
曠
(
は
)
れの場で、意趣を晴らさんとする腹だろう。そこで直義は「……どうなさいます? 兄上」と、兄の顔を窺った。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
曠(は)の例文をもっと
(18作品)
見る
はれ
(逆引き)
第五番に、
檜扇
(
ひおうぎ
)
取って練る約束の、
我
(
おの
)
がお珊の、市随一の
曠
(
はれ
)
の姿を見ようため、
芸妓
(
げいこ
)
、
幇間
(
たいこもち
)
をずらりと並べて、宵からここに座を構えた。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
曠(はれ)の例文をもっと
(15作品)
見る
ひろ
(逆引き)
おいらは、
曠
(
ひろ
)
い野に出るとふいに泣きたくなることがよくあるんだ。そしていつも法典ヶ原の一軒家がそこらにあるような気がしてならないんだよ。
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
曠(ひろ)の例文をもっと
(6作品)
見る
▼ すべて表示
むな
(逆引き)
わたくしは
曠
(
むな
)
しく終吉さんの
病
(
やまい
)
の
癒
(
い
)
えるのを待たなくてはならぬことになった。探索はここに
一頓挫
(
いちとんざ
)
を
来
(
きた
)
さなくてはならない。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
曠(むな)の例文をもっと
(5作品)
見る
むなし
(逆引き)
しかし第一の「徳川家康篇」だけは幸ひにも未成品に
畢
(
をは
)
つてゐない。いや僕の信ずる所によれば、寧ろ前人を
曠
(
むなし
)
うした、
戞々
(
かつかつ
)
たる
独造底
(
どくざうてい
)
の完成品である。
大久保湖州
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
曠(むなし)の例文をもっと
(4作品)
見る
こう
(逆引き)
一面に茶渋を流した様な
曠
(
こう
)
野
(
や
)
が
逼
(
せま
)
らぬ波を描いて続く間に、
白金
(
しろがね
)
の筋が
鮮
(
あざや
)
かに割り込んでいるのは、日毎の様に浅瀬を馬で渡した河であろう。
幻影の盾
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
曠(こう)の例文をもっと
(3作品)
見る
むなしゅ
(逆引き)
この三君は三君なりにいずれも性格を異にすれども、江戸っ児たる風采と江戸っ児たる気質とは
略
(
ほぼ
)
一途に出ずるものの如し。就中後天的にも江戸っ児の称を
曠
(
むなしゅ
)
うせざるものを我久保田万太郎君と為す。
久保田万太郎氏
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
曠(むなしゅ)の例文をもっと
(2作品)
見る
ぬか
(逆引き)
せめては
令見
(
みせしめ
)
の為にも折々
釘
(
くぎ
)
を刺して、再び
那奴
(
しやつ
)
の
翅
(
はがい
)
を
展
(
の
)
べしめざらんに
如
(
し
)
かずと、
昨日
(
きのふ
)
は貫一の
曠
(
ぬか
)
らず厳談せよと代理を命ぜられてその家に向ひしなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
曠(ぬか)の例文をもっと
(1作品)
見る
曠
漢検1級
部首:⽇
19画
“曠”を含む語句
曠野
曠々
曠古
曠着
曠達
曠日
大曠野
曠劫
曠世
曠原
曠茫
曠野集
曠日弥久
曠量
清迥閑曠
曠衣裳
曠衣
曠草
蕭散閑曠
曠職
...
“曠”のふりがなが多い著者
吉川英治
中島敦
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
中井正一
北原白秋
森鴎外
正岡子規
夏目漱石
田山録弥
永井荷風