『大久保湖州(おおくぼこしゅう)』
或秋の夜、僕は本郷の大学前の或古本屋を覗いて見た。すると店先の陳列台に古い菊判の本が一冊、「大久保湖州著、家康と直弼、引ナシ金五十銭」と云ふ貼り札の帯をかけたまま、雑書の上に抛り出してあつた。僕はこの本の挨を払ひ、ちよつと中をひろげて見た。 …
作品に特徴的な語句
温(たづ) 与(あづか) 仮(ゆる) 辱(かたじけな) 曠(むなし) 悉(ことごとく) 後(おく) 況(いはん) 専(もつぱら) 而(し) 運(めぐ) 強(あなが) 自(みづか) 言(こと) 怒(いかり) 皺襞(すうへき) 中(あた) 掩(おほ) 縦(たと) 蕭条(せうでう) 数々(しばしば) 窃(ひそか) 直弼(なほすけ) 毫釐(がうり) 念(おも) 畢(をは) 蓋(けだ) 陋巷(ろうかう) 候半(さふらはん) 就中(なかんづく) 凌駕(りようが) 尤(もつと) 仆(たふ) 誤謬(ごびう) 隙(ひま) 貫目(くわんめ) 夫(そ) 雖(いへど) 略々(ほぼ) 疚(やま) 爾後(じご) 鯁諤(かうがく) 爾来(じらい) 齟齬(そご) 眷属(けんぞく) 穿鑿(せんさく) 閨門(けいもん) 過役(くわえき) 籠裡(ろうり) 迂説(うせつ) 聊(いささ) 許多(あまた) 若(も) 蒔(ま) 蜚説(ひせつ) 厨(くりや) 後人(こうじん) 徂徠(そらい) 少時(しばらく) 封袋(ふうたい) 宗家(そうけ) 奸譎(かんけつ) 嘖々(さくさく) 咎(とが) 徒士(かち) 千鈞(せんきん) 傲(おご) 做(な) 但(ただ) 以為(おも) 亦(また) 乃(すなは) 曾(かつ) 無慙(むざん) 瀝(そそ) 流石(さすが) 沸々(ふつふつ) 永訣(えいけつ) 次手(ついで) 椽大(てんだい) 枉(ま) 然(しか) 揣摩(しま) 披(ひら) 戞々(かつかつ) 憾(うら) 忽然(こつぜん) 忽(たちま) 忠侃(ちうかん)