“齟齬”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
そご94.9%
くいちが2.6%
くいちがい1.3%
くひちが1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“齟齬”を含む作品のジャンル比率
自然科学 > 物理学 > 物理学13.0%
社会科学 > 教育 > 教育13.0%
歴史 > 伝記 > 個人伝記3.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
その間に、私は四五百首の短歌を作った。短歌! あの短歌を作るということは、いうまでもなく叙上の心持と齟齬そごしている。
弓町より (新字新仮名) / 石川啄木(著)
日本軍が上陸してから俄に違約を蒙つて齟齬そごを来しては重大だから、彼らの本心を見究めるため、自分らを先発させて欲しい。
二流の人 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
何も知らぬから、昇、例の如く、好もしそうな眼付をしてお勢の顔を視て、挨拶あいさつよりまず戯言ざれごとをいう、お勢は莞爾にっこりともせず、真面目な挨拶をする、——かれこれ齟齬くいちがう。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
叔父に告げずして事を収めようと思えば、今一度お勢のそでひかえて打附うちつけに掻口説かきくどく外、他に仕方もないが、しかし、今の如くに、こう齟齬くいちがッていては言ったとて聴きもすまいし
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
不思議とある人に限ってこの齟齬くいちがいが度々繰り返されることがありまして、悲運の余りいじけたり、呆然自失してしまう人があります。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
一旦思ひ捨つる上は口きくほどの未練も有たぬ、三年なりとも十年なりとも返報しかへしするに充分な事のあるまで、物蔭から眼を光らして睨みつめ無言でじつと待つてゝ呉れうと、気性が違へば思はくも一二度終に三度めで無残至極に齟齬くひちがひ、いと物静に言葉を低めて、十兵衞殿
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)