“候半”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さふらはむ50.0%
さふらはん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唯介にてはなきか。梧堂と一つになり候半さふらはむと存候。桜花腊あうくわせきは性をそんじ、色もあしからず候。わたくしがすれば花はかれて色あしくなり候。伝授心法はなきか。あらば御伝可被下候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
直卿ちよくけいはなしにて聞けば、詩会連月打つづき、風流御境界之由羨敷奉存候。六右衛門古庵様折ふし見え候半さふらはむと推察仕候。御次おんついでに宜奉願上候。市川はいかが、折ふし参られ候哉、近比杳然に候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
成程遍数をへらし候へば、楽に成り候得共、幼少より戦国に生れ、多くの人を殺し候得ば、せめて罪ほろぼしにもなり候半さふらはん
大久保湖州 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)