“候人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうじん33.3%
サブラヒヾト33.3%
さぶらいびと16.7%
サブラヒビト16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かりにも、大塔ノ宮の候人こうじん殿でんノ法印殿に扶持ふちされているおれどもをさして、よくも食い逃げ武士と、汚名をきせたな。
尤、寺方でも、候人サブラヒヾトや、奴隷ヤツコの人數を揃へて、妨げませう。併し、御館ミタチのお勢ひには、何程の事でも御座りませぬ。では御座りまするが、お前さまのお考へを承らずには、何とも計ひかねまする。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
もっとも、寺方でも、候人さぶらいびとや、奴隷やっこの人数を揃えて、妨げましょう。併し、御館のお勢いには、何程の事でも御座りませぬ。では御座りまするが、お前さまのお考えを承らずには、何とも計いかねまする。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
如何イカガお考へ遊ばしまする。おして、奈良へ還れぬでも御座りませぬ。モツトモ、寺方でも、候人サブラヒビトや、奴隷ヤツコの人数を揃へて、妨げませう。シカし、御館ミタチのお勢ひには、何程の事でも御座りませぬ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)