“凌駕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りょうが84.4%
りようが13.3%
りょが2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この仕事を仕遂げるために必要であった彼の徹底的な自信はあらゆる困難を凌駕りょうがさせたように見える。これも一つのえらさである。
アインシュタイン (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
薄暗くて立ちめた湯気の濛々もうもうたる中で、「旭川は数年にして屹度札幌を凌駕りようがする様になるよ」と気焔を吐いて居る男がある。
雪中行:小樽より釧路まで (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
あたかもかのライプニッツの率直にして明快な理論がゴージアスの狂愚にして薄弱な修辞学を凌駕りょがするごとく、遙かにその日常の状態を凌駕する、といったような最も鋭敏な嗜欲しよくにみちた気分
群集の人 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)