“りようが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
凌駕85.7%
兩掛14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もつとも主人の島五六郎は、大奧の利け者で、祿高三百石、役高五百石、合せて八百石に過ぎませんが、權勢は遙かに數千石取の大身を凌駕りようがし、用人風情の川前市助までが、同行の御家人
病弱な室長の寝小便の罪を自分で着て、蒲団ふとんを人の目につかない柵にかけて乾かしてもやつた。うしてたうとう荊棘いばらの道を踏み分け他を凌駕りようがして私は偏屈な室長と無二の仲好しになつた。
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
玄竹げんちく意氣揚々いきやう/\と、ふねなかへ『多田院御用ただのゐんごよう』の兩掛りようがけをゑて、下男げなん二人ふたりそれを守護しゆごする位置ゐちひざまづいた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)