“りょうが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
凌駕86.4%
遼河6.8%
楞伽4.5%
龍駕2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
細心をきわめた手口をてもわかるように、彼はじつに組織的な時としてははるかに普通人を凌駕りょうがする明徹な頭脳の所有者だった。
浴槽の花嫁 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
一月より二月にかけて威海衛落ち、北洋艦隊ほろび、三月末には南のかた澎湖ぼうこ列島すでにわが有に帰し、北のかたにはわが大軍うしおのごとく進みて、遼河りょうが以東に隻騎の敵を見ず。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
猴王大いに悦び力を尽して羅摩を助く。羅摩誰かを楞伽りょうがに使わし、敵情を探らんと思えど海を隔てたれば事容易たやすからず。
先帝の龍駕りょうがを奪うにも、しょせん、都附近では、事成りがたしと見て、遠く護送使の列が、備後びんご美作みまさかの山中の行旅へかかる日、その願望を遂げんとするのではありますまいか
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)