“龍駕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りゅうが87.5%
りょうが12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下山の龍駕りゅうがには、尊氏方からお迎えの軍勢が途中まで出ていること。等々々の手筈てはずまで、一切、しめし合せもつけておられたのだった。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まず! しかとしたその御理由を! まった御内議の仔細を、伺いたいものと存じます。さもあらねば、龍駕りゅうがをよそへうつしまいらすなどは、言語道断。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
先帝の龍駕りょうがを奪うにも、しょせん、都附近では、事成りがたしと見て、遠く護送使の列が、備後びんご美作みまさかの山中の行旅へかかる日、その願望を遂げんとするのではありますまいか
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)