“龍神”のいろいろな読み方と例文
新字：竜神
読み方割合
りうじん50.0%
りゅうじん25.0%
りゆうじん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高信（たかのぶ）さんは、南祖坊（なんそばう）の壇（だん）の端（はし）に一息（いき）して向（むか）うむきに煙草（たばこ）を吸（す）つた。私（わたし）は、龍神（りうじん）に謝（しや）しつゝも、大白樺（おほしらかば）の幹（みき）に縋（すが）つて、東（ひがし）が恋（こひ）しい、東（ひがし）に湖（みづうみ）を差覗（さしのぞ）いた。
十和田湖 (新字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
切能（きりのう）の出しものは「龍神（りゅうじん）」である。厚板（あついた）の着附（きつけ）に、赤地に銀の青海波模様（せいがいはもよう）のある半切（はんぎり）を穿（は）かせ、なお上から紺地金襴（こんじきんらん）に葵紋（あおいもん）の龍神巻（まき）——法被（はっぴ）ともいうものを着せかける。
梅里先生行状記 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
龍神（りゆうじん）臟（むね）を
孔雀船 (旧字旧仮名) ／ 伊良子清白(著)