“竜神”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りゅうじん75.0%
りゆうじん12.5%
わたつみ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
百人の白拍子をして舞はせられしに、九十九人舞ひたりしに、其験そのしるしもなかりけり。しずか一人舞ひたりとても、竜神りゅうじん示現じげんあるべきか。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
そしたら船頭さんが、こりやこん中に、あんまり沢山小判を持つた人があるから、海ん中の竜神りゆうじんさんがそいつをよこせ、寄こさんけりや舟をかんぶらすぞといふんだつておどすんだ。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
かざり電気の灯火つねよりも倍したる明るさをもて海のくらがりを破るありさまは、余りなる人の子よと竜神わたつみいからずやなど思ひ申しさふらふ。初めの程のピヤニストのすぐれたれば声曲家せいきよくかは皆いろなく見え申しさふらふ
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)