“りゅうが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
龍駕87.5%
龍牙12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「のみならず、備前の住人児島高徳らが、それと結んで、中国山脈の要地に待ち伏せ、隠岐送りの龍駕りゅうがを襲って、先帝を奪いかえさんと目企もくろんでいるとも聞いた」
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
詩は、彼でなく、大覚だいかくみやが書いたものである。——やがて天皇が、隠岐から都へ還幸かんこうとなったれの日に——高徳もまた宮と共に、龍駕りゅうがにしたがって都へ入った。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すでにしもえられた龍牙りゅうが短刀たんとう、もしくはながき秋水しゅうすい晃々こうこうたる剣陣けんじんを作って、すばやくふたりのげ道をかこんでしまった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)